騒がれる婚姻制度の崩壊

不倫に走る男女が増え、結婚を望まない若者が増加し、高まる離婚率は婚姻制度の崩壊を示しているのでしょうか。

昔は結婚をしなければまともな生活を送ることが難しかったため男女が支え合い生活を行うことで結婚制度は必要なものでありました。現代は文明の高度な発展により生活するための負担が大きく軽減されています。また、仕事の多様化によって女性も努力の仕方によってキャリアアップの道が開け始めています。そのことによって男女の自立が進み、自由を求める人々が増えはじめたのが婚姻制度にひびをいれたのかもしれません。

結婚をしない人生という選択肢ができたことによって、男女は結婚の必要性、結婚におけるデメリットを考え、結婚自体を望まない人たちが増えているのが現代の特殊性です。

しかし、国は婚姻制度が崩壊すれば人口減少に歯止めが利かなくなるために困ります。この危機を脱するためには今の婚姻制度を現代の社会にあったものに変えなくてはいけない時が来ているのです。時代が変われば人の生き方も変わるのは当然のことです。スマートフォンとSNSという技術革新が進み、人と人との交流は爆発的に進化しました。男女の付き合いが多様化している時代に制度だけが進歩しないのでは世の中に歪みが出てくるのは当然の現象と言えるのではないでしょうか。